元気

幼いころから詩作に親しみ、数々の名作を生み出す。
中でも高校三年生のときに発表した詩集『12月のハートブレイク』は、
同級生のみならず専門家からも高い評価を得、これにより詩人としての地位を確固たるものとする。
彼はジョンレノンに強く影響を受けており、詩のところどころに平和への願いがこめられている。
そういった部分が数々の人々を心酔させる所以なのだろう。
その後も膨大な量の詩をノートに書き溜めるが、

現在そのほとんどの所在が不明である。
ある専門家によると詩歌研究の見地から見ても価値の高いものが多いとされ、
その一刻も早い発見が待たれる。

彼の才能は詩作の分野だけに止まらず、忍法、陰陽術、記憶術といった様々な分野に関心を持ち、それら全てを極めるという人間離れした所業をも完遂する。

また、『元気語』と呼ばれる特殊な言語を操るバイリンガルでもある。
ちなみに、2008年現在『元気語』の一級検定を修めている人間は世界に数人しかおらず、いかに習得が難しい言語であるかが窺い知れる。

近年はプライベートが忙しいこともあり、新作の発表が滞ってはいるものの、ファンは常に彼の復帰を待ちわびている。
一説には詩以外の分野で作品の発表があるのではないかと取りざたされており、ますます社会の注目を集める存在となっている。

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